緩和ケア

その方らしい生活や人生を
私たちがサポートいたします

残された貴重な時間を、住み慣れた場所で、大切な人と、なじみの物に囲まれて過ごしたい、そのような方の希望を私たちはサポートしたいと思っています。急な病状の変化、家族の介護負担など、初めは不安や心配があるのは当たり前のことです。
どのようなことでもご相談いただき、安心して自宅で過ごせるよう一緒に考えていきたいと思っています。

緩和ケアとは？

「がん」や「慢性疾患」の患者様の体や心のつらさを和らげ、生活やその人らしさを大切にする医療やケアの事です。疾患の療養中は、程度の差はありますが、痛みや吐き気、食欲低下、息苦しさ、だるさなどの体の不調、気分の落ち込みや絶望感などの心の問題を多くの患者様が経験します。わたしたちは、それらのつらい症状をできるだけ少なく過ごし、その方らしい生活や自分らしさを守ることを目指しています。

緩和ケアを、がんの進行した患者様に対するケアと誤解し「まだ緩和ケアを受ける時期ではない」と思われる方は少なくありません。けれども緩和ケアはどのような病状であっても、どのような時期にも受けることができます。

このような方が対象です

がんやその他の慢性疾患・難病により十分な治療効果が望めない方
苦痛症状の緩和を目的にした医療を希望する方
病気と向き合う中で精神的なケアを必要とする方
がんを治療中で、主治医とは別に相談できる医師を自宅近辺で探している方

当グループの在宅緩和ケア

対応する主な疾患

がん（悪性腫瘍）
心不全
腎不全
肝不全
認知症
神経疾患
非がん性呼吸器疾患（COPD、間質性肺炎）

在宅緩和ケアでできること

薬物利用
がんや慢性疾患に伴う痛みや嘔気、だるさ、食欲低下、精神的なつらさに対し症状を緩和する薬の処方や点滴を行います。がんの痛み等一般の鎮痛剤で痛みが取りきれない場合は医療用麻薬の調整も行っています。医療用麻薬は飲み薬の他に座薬、テープ剤、注射薬など様々な経路を用いての投与も可能です。
非薬物利用
できるだけお薬に頼らない緩和ケアも行います。在宅酸素療法や在宅陽圧呼吸療法（非侵襲的）、胸腔穿刺や腹腔穿刺、理学療法士による在宅緩和リハビリテーション、看護師によるケアなどが可能です。ご利用者様の病状や体調も考慮しながら、適したケアを提供いたします。